さつまいもは菜園や鉢植えでも栽培が簡単で大量に採れます。
問題は取れすぎたときに常温保存する方法を知りませんでした。
2,3本ならまだしも大量で3箱紛くらいありました。

一見すると寒さに強そうですが、さつまいもも実は水気、冷気に弱いのです。
10月を過ぎればどんどん寒くなります。

ほっておけば、あっという間に黒くなって傷んでしまうでしょう。

そこで今回はいただきものの芋羊羹をヒントにいもあんを作って、
常温三か月保存に挑戦します。

さつまいもの特徴:「冷気に弱い」「加熱すると甘さが増す」

今年の5~6月にかけて家庭菜園に植えた紅あずまの苗。
5月に植えたお芋は収穫して土をつけたまま、
発泡スチロールのトロ箱につめました

ただし、これが万全ってわけでもないんです。

箱詰めしただけではもたない

とは言っても、放置して2か月も3か月ももたないんです。
そりゃそうですよね、水分を多くふくんだ芋、
所詮は炭水化物に過ぎないんです。

お芋の特徴を最大限利用する方向で

炭水化物には炭水化物のメリットがあります。
とにもかくにも糖分が多いんです。
これがダイエットの敵になっているというわけ。

てかと
血糖値が上昇しちゃうから食べ過ぎに注意。
ろ過する肝臓が爆発したら助からない。

さつまいもは加熱すればするほど水分が飛び、
甘味の主成分であるショ糖が自己主張してくる仕様
つまり、一度加熱して冷凍すると長くもつんですが・・・。

考えてもみてください、三箱分のさつまいもですよ?

そんなに巨大な冷凍施設が一般家庭にあるわけない!!
ないよね?
そこへヒントが転がり込んできました。

常温保管のヒントは芋羊羹にあり


わが家で栽培しているかぼすをご近所さんにおすそ分けしたときのことです。
一軒だけお返しを持ってきてくださったお宅がありましてね。

近所のおばさん
お返しなにがいいかしら・・・。(良識)
近所のおばさん
あの道楽息子、かぼすもってくるとか殊勝ね。
もっともってきなさい。(強欲)

余談になりますが・・・。
このお宅だけは一朝有事の際には余裕があれば助けたいと考えています。

てかと
欲深いやつを生かしても面倒。
これが剣の理法を通じた活人剣だ(笑)。

さて本題に戻ります。
老舗和菓子店の限定「いもようかん」でした。
原材料もサツマイモ、砂糖、大手亡(白い豆)の3つだけ。

食べたら当然のように甘くておいしい。水分もほとんどないです。
なめらかな舌触り、どうやるとここまで練りこめるのか。
賞味期限が五日ほどですが、見た目通り日持ちするのはあきらか。

余談:物が腐る仕組み


ものが腐る仕組みはシンプルで、空気中に漂うカビなどの細菌が「水」を媒介して
移動したり増えたりすると聞き及びます。
つまり、水分子がほとんど動くことのないペクチンやゼリーで
固めた砂糖漬けのジャムは長くもつ、という理解です。

水分をぎりぎりまで飛ばして、砂糖や塩で水分の動きを封じればよい。
お芋のスプレッドのように水あめみたいなものを作るのもいいんですが、
さすがに10kgを超えた水あめを作るのは脂肪肝の俺にとって拷問に近い。
大量のさつまいもを常温で保存するのは、これしかない!と思いました。

保存瓶で常温保管するいもあん

シンプルです。
さつまいもを蒸しあげて砂糖やみりんを加えて、
ぎりぎりまで水分を飛ばして常温で保存します。

パック詰めされたこしあんやつぶあんが半年くらいの賞味期限で
スーパーに売られてますよね?
あれを保存瓶で再現するのです。

目標:三か月もたせる

瓶につめた状態で3か月持てば大勝利でしょう。
さすがにやったことがないので、うまくいくかどうかは
数か月後にならないと判断つかないでしょうけど。

驚天動地な方法、いもあんを常温保存する

ネットでさつまいもを保存する方法を調べましたが、
こんなことをしている記事には遭遇しませんでした。
冷凍するか、スプレッドを作るか、干し芋にする方法は
やまほどあったんですけど。

保存目的で激甘のいもあんを作ろう、ってひとはいないのか。
生クリームいれるとモンブランケーキも作れることは把握。
たぶん、あんこにして冷凍室にいれれば1年くらい持ちそうですが、
家庭用冷蔵庫の冷凍室がそんなに入らないんです。
なにしろ、10kg以上あるので。

材料

  1. さつまいも 200g
  2. 砂糖 大匙2
  3. みりん 大匙2
  4. 塩 ひとつまみ

今回はさつまいも一本くらいの分量です。
実際は3箱分のさつまいもなので4リットル保存瓶が3本ほど必要でした。

レシピ

さつまいもの皮をよく洗い土を落とします。
輪切りしたさつまいもを水につけて、あくぬきをします。
時間は30分以上。
さつまいもをあなたの家庭の調理器具で加熱します。

電子レンジでもガスコンロで焼きいもでも蒸かし芋でもなんでも構いません。
得意な方法で加熱します。
加熱が終わったさつまいもをマッシャーで徹底的につぶします。

砂糖、みりん、塩を加えて練りこみます。
このとき、隠し味として、かぼす、すだちがあれば一個絞っていれます。
保存瓶に4のいもあんを詰め込み蓋をして冷暗所に保管します。

これでおしまい。
長文につきあってくださってありがとうございました。
糖類調味料の量次第で長持ちするのでは・・・
今回のレシピでは自家製きんとんの2倍の糖類調味料を使い、
保存を行うことを目的としました。
そのまま食べたら激甘いいもあんです。
このまま保管してできたら三か月もってくれるか。
そこが分岐点といえるかな、と。
なにしろネット上で前代未聞なので、自分で試すしかない。
さつまいものショ糖と糖類調味料の量を考えれば余裕でもつ計算なのですけど。
てかと

まとめ

さつまいもが取れすぎて痛む前に食べきる方法が、
場所をとるか、カビを恐れず高度な干し芋を作るかしかないので、
いもようかんをヒントに常温保存する方法を模索しました。
あとは正しかったかどうかを、時間が証明してくれましょう。
失敗したら失敗したで経験値になるので俺は痛くも痒くもない、と。

 

 

コメント一覧
  1. 八咫烏 より:

    さつまいも保存のパイオニアになってくださいね。さつまいも、私も好きなんですけど、とにかくいもは炭水化物のお化けですからね。今、ちょっと体重をしぼっている私にしてみると、大量の芋は脂肪フラグです。参考にさせてもらいます。

    • てかと より:

      うちのさつまいも、去年は食べきらずに腐ったものがあったんです。
      今年は何が何でも去年の失敗を繰り返してはならんという心境で思考錯誤しています。
      店売りあんこみたいな真空パックもほしいくらいですよー。

  2. 声なき声 より:

    わが家では、スーパーから最小限のサツマイモを買うようにしています。
    ですから、2週間以上、生のままで保存することがありません。
    てかとさんの以前の記事で教えたいただいた
    「一口サイズに切って、それを煮たものを冷凍保存する」
    の手法を使わせてもらっています。
    大変に役に立っております。

    • てかと より:

      畑をもっていてさつまいもを作ってしまうと、袋売りのお芋レベルを通り越すんですよね。
      しかも、それを一人暮らしで。
      さすがに冷凍では間に合わないので今回の新しい方法に着手します。
      これでうまくいけばいいんですけど。
      なんでも試さないと、冷凍のときもそうでしたから。

  3. pil より:

    食材の保存は大きな課題ですよね。
    私もキノコの保存で、頭を悩ませてきました。(笑)
    冷凍が、一番お手軽で確実なんですけど、限りがありますからね。
    一時期、大きな冷凍庫を買おうかと、本気で考えたこともありましたが、
    今年は、主に瓶詰め保存をするようにしています(*^^)v
    長期保存を目的とするなら、瓶の中を極限まで滅菌することが大事。
    煮沸消毒した瓶に、アツアツを詰め込み、蓋をして、
    さらに熱湯風呂に入れてあげれば、かなりいけるんじゃないかと思います(*^-^*)

    • てかと より:

      滅菌と密閉瓶に詰め込んで砂糖や塩で固めれば、かなーりもつんですよね。梅干しみたいに。
      今回のおいもあんこが長くもってくれるといいんですけど。

  4. てかとさん こんばんは~♪

    火を通して、芋餡にして保存するというのはアイデアですね。
    ただ、さつまいもは、そのままでも3か月以上の保存がきいたような気がするんだよな~
    母が健在だった時には、長野の田舎から土がついたままのさつまいもがどっさり送られてきましてね。
    確か、母は土のついたままの状態で陰干しをしていました。
    1週間程度だと思いましたが・・・
    十分に乾燥したところで土を払って、一本ずつ新聞紙に包んで、段ボール箱にざっくりと詰めていましたよ。
    乾燥させると甘みも増すし、長期間保存できるのだと言っていました。
    それを廊下に置きっぱなしにしておくんです。
    廊下は日が当たらないし、風通しも比較的良く、気温差が少ないからだと思います。
    それで、翌年の2月ぐらいまでは美味しく食べられたような記憶があるんですよ。
    女房にも確認したから、おそらく間違いないと思うのだけれど・・・絶対にそうだと言い切る自信はありません。

    • てかと より:

      うちは納戸でトロ箱につめておいておくんですが、一か月すぎると輪切りしたら黒いものがあるんです。
      なにか手順に問題があるのかもしれないんですが・・・。
      じゃがいもやたまねぎだと越冬しているからさつまいもだけが苦手なんですよ。
      陰干し一週間ってのはやったことないかも。2,3日くらい風あてて放置してたけど。
      次のおいもを収穫したら再現してみたいと思います。

  5. みかん より:

    わたしの田舎では 味噌とこねて
    「ゆべし」作ってました
    食べる時に 切って焼いて 食べてました
    唐辛子を入れる所もあり
    酒の肴になるとか

    • てかと より:

      京都のおみやげであんこをつつんだ和菓子にそんな名前のがあった記憶があります。
      みかんさんのゆべしとは少し違うのかな。
      小麦粉をねった薄皮であんを包むので、まったく別物なんだろうか。
      通販サイトなんかでみかけるやつなんですけど。

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