人間の脳は糖で栄養をとるというが・・・。

セミリタイア、早期退職、アーリーリタイアの心構えについて、
筆者の考え方を述べていく14回目です。

万人が大好きなおやつ、お菓子の話です。
およそアレルギーでもない限り、甘味を嫌うものはないでしょう。

筆者はいわゆるIT土方でシステムエンジニアをしていました。
頭脳労働の仕事なのに徹夜はあるし、会社の拘束時間も長く、
やたらと体力を要求される過酷な仕事でした。

システム開発はとかく頭を使うので糖分が欲しくなります。
筆者はチョコレートなどの甘い菓子をかばんにしのばせて、
休憩時間にコーヒーと一緒によく食べていたものです。

てかと
これで太りもしないし、血糖値にも異常はなく、
退職まで生き延びましたが・・・

大願成就した退職後も好物の菓子を食べてたんですが・・・。
いろいろあって、菓子の買い食いは禁止しました。
酒に続き、菓子代金もなくなってしまい、
ますますお金がいらない暮らしに没入していきます。

おそらくですが。
みなさんが思っていた自堕落な暮らしと違ってますよねぇ・・・。
かなり節制が行き届いてしまっている状態です。

それはなぜなのか?
少々おつきあいください。

糖分を過剰に摂取しても糖の使い道がない!

ずばり、結論に入りますと・・・
独身でセミリタイア、アーリーリタイアをしますと、
脳を疲弊するほど使いません
知恵をもって世の中を生き残る究極の場面が極端になくなります。

てかと
自宅警備にそんなに能力使わないし。
セールスきたらお帰りいただくくらいで。

人間の脳は過酷な環境で常にアイデアを創出し、
学習して道具を作り生き残るすべを身に着け、
進化を続けましたが・・・。

退職後は糖を摂取しても現役時代のような燃焼先がないんです。
将棋や碁の達人が対局中に甘味をむさぼるのも、
手の先読みに知能をフル回転して糖を消費するからです。

どうですか?
セミリタイア、アーリーリタイアするということの意味が、
少し見えてきたのではないでしょうか?
思っていたよりも高度に節制された存在になりますね。

さらに続けます。

独身早期退職者は子育てもしないし知らない。

糖分は体や脳に必要不可欠ですが、
仕事を辞めた、していないなら話は別です。


妻なし、子無しの設定で子育ての苦労もしないのだから、
家庭では自分だけの面倒だけ見ればいい。

子育て主婦
子育てをしているならばスイーツはあり、
と、つまりはそういうことなのね!
てかと
このスイーツ(笑)がなにを言っているのか、
脳が理解したくない。

つまり、システムエンジニアという職業が、
それほどの頭脳労働をしていたからこそ!
筆者はチョコレートを毎日休憩時間に食べても、
その肉体は太りもせず維持できたのです。

そんなある日、かりんとうをぽりぽり食べていた筆者に
突然、肝臓は悲鳴をあげた!

肝臓は沈黙の臓器、おそるべし。

退職後しばらく甘味をむさぼる生活は続き、
ある年の健康診断で血糖値異常が診断されて
楽園は終了のおしらせ。大失敗でした。

筆者はかかりつけ医から凡人にとって死の宣告にも近しい、
菓子断絶を命じられたのです。

てかと
おやつはよくないんだってさ。
常に食ってると胃や肝臓が休めないしな。
医者
採血、超音波、CTの検査で嘘はつけないから、
おやつはやめるようにな。

肥満体じゃないのに自身の血液と闘うはめに。

うまいものをことごとく封じられていくということは、
生きている活力をも奪いかねないほどに試練でした。

SNS、ニュースでも菓子や炭水化物祭りをする写真に
あふれていますから食べられないごちそうの光景は
さながら修行というかいじめに近い。

ともあれ、脂肪肝という不名誉な症状にかかった筆者は、
対処方法を模索し、その時間と知力を惜しみなく使い
薬もサプリメントも使わずに生活習慣だけを正して、
血糖値をついに戻すことに成功はしました。

その代償は大きく、筆者は菓子の買い食いを禁止するはめに。
好物だったかりんとうやどら焼きも生涯食べられない。
嫁もおらず色気もないところに甘味まで失い、
人生の色彩を失っていくのは、まさに苦行の一途(笑)。

てかと
艱難辛苦すぎて山中鹿之助ルートみたいになっていく。
思っていたのと違って楽じゃない件(笑)。

 

それでも、いらないものはいらない。

今考えると、退職後には菓子はいらない
理解もできるし道理です。
社畜時代にはまったく気が付きもしませんでした。
まさに筆者という人間の一生をかけて体得した知識です。

もしも!
もしもあなたが早期退職を志すのであれば、
菓子も酒すらもいらないということは念頭に
おいていてください。
今時お寺の僧侶だってこんな暮らししているものは、
稀かもしれません。

完全に誤算だったんですが、酒類、甘味の消費量を見越して
日々蓄財をする必要はなかったのです。
そうなると遊興費以外の金の使い道もほぼなくなります。

ここ重要辞表を出したその瞬間に菓子も辞められるよう
心構えをしておくことを薦めます。

ここでひとつ疑問もあるでしょう。
みなさんに医者がいいつけを守って菓子をやめなさい、
といったとします。
やめられますか?
いいえ、無理でしょう。

なんで凡人ごときが菓子をやめられるの?

なんで、おいしいものを辞められたのか?
その原動力となったものは恐怖です。
血糖値の数値がちょっとおかしいくらいでは、
筆者は見直しなどかけません。
筆者が恐れたのはかかりつけ医の恐怖話でした。

医者曰く、脂肪肝が進行すると、肝硬変から肝臓がんになります。
糖尿病が進行して免疫機構は失陥。
体内のウイルス、ばい菌が駆除できないどころか、
擦過傷が致命傷になる、と。
これでは過酷な環境で生き残れず、生物として終わっているのです。

つまり、リタイア後に使えたお金が治療費に消えます。
お金を払って菓子を食い、病院で治療費を払い、
国民の血税である社会保障費も食うのです。
まさに悪食で愚かな所業と言わざるを得ない。

追い打ちをかけるように筆者が想像する悪い未来はこうです。
増大する社会保障費に歳入が耐えられなくなり、
成人病が自己責任となり健康保険は適用されなくなるかも、と。
日本は欧米の政策を良くも悪くも真似するからなぁ。
そのときは治療費が3割負担から10割負担になり、
病院には通えない。苦痛にのたうちまわるだろう。

てかと
欧米では虫歯の治療に保険は利きません。
自己責任なのです。
成人病も怠惰が原因なのでいずれは、と。

生き物は死を恐れる・・・。
この恐怖に比べれば菓子など辞められる。

働いているなら、自分へのご褒美も必要でしょう。
だが、独身者が早期退職をしたならば、
菓子は不要と断ぜざるをえません
かかりつけ医が言うには日本人の肉体は大変燃費がよい。
海外へ渡って滋養に優れる欧米の食事をすれば成人病になるのは日本人だけ。

日本製の車のエンジンだけでなく、
日本民族そのものが燃費がいいことが裏目にでている。
ありがたいことでもありますし、暴飲暴食は戒めたいですね。

まとめ

筆者が夢見たリタイア暮らしと何か大きく歯車が狂ったのを
感じたのは、菓子の買い食いを禁じられたときです。
そこまでして長生きしたいか、とも思いましたが、
擦過傷が致命傷になると言われてはやむを得ませんでした。
はたらく細胞が仕事をしないのでは、さすがに無理ゲー。
仕事を辞めても世の中敵だらけです。備えよう。

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