無停電電源装置という商品を耳にしたことはあるでしょうか?
落雷や地震、台風などの自然災害が日常的に発生する我が国、日本では不意の停電も起こります。
そんな停電から家電を守るために我が家では無停電電源装置を使っています。
無停電電源装置とはなにか、バッテリ交換手順など説明します。

無停電電源装置とは?

世の中には電力を供給されないと動かないけれど、便利な電子・電気機械はやまほどあります。
そのなかでテレビのスイッチを消すように電源がいきなり切れてはいけない機械があるのです。


パソコンやワークステーション、スーパーコンピューターなどです。

その理由は瞬間停電するとデータが納められている内蔵ハードディスクのデータ読み取り用のヘッドが傷をつけて復旧しないこともあるからです。

そういう停電に備えるために用意された道具無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply.以降UPS)なのです。
ざっくり言うと、中身は鉛のバッテリが入った電源コネクタを持つ箱なんですよね。
停電が起きてもUPSから電力が一定時間供給されるので安全にパソコンをシャットダウンすることができます。

東日本大震災ではUPSはどうなったの?

東日本大震災を体験したときの話です。世代はひとつ前の型なのですがUPSは動作しておりました。
そのとき近隣全世帯は停電したのでUPSはピーピーとブザー音を発しながら体感で10分近く粘っていたような記憶があります。

※当時はバッテリ駆動時間を測っている心の余裕などなかったのでもっと短かったかもしれません。
訓練ではなく実際に大地震があると人間は混乱しますがUPSは機械なので仕事をこなしました。

なお本体に「ブザー停止」という機構があるのを忘れてまして、しばし鳴ったままでした(汗)。
てかと
次があるならばクールにブザーを止めたいと思います。ブザマなだけに。

瞬間停電の多い地域で重宝

停電の少ない地方では需要のない装置かもしれません。

教訓として書きますと若いころに栃木県宇都宮市の工業団地で仕事をしていたのですけどね。
宇都宮は夏場になると夕立と落雷が頻繁に起こったのです。
夕方になるとスコールのような夕立が突如降り注ぎ、たまーに雷が落ちて地絡停電が発生したりするので同僚のパソコンが壊れたこともありました。
雷ガードは家電売り場で買えますけど守れるのはせいぜいテレビや冷蔵庫くらい。

ここに注目急に停電したらパソコンが壊れてしまいます!
パソコンには大事な思い出の写真や動画などのデータが詰まっています。
ランニングコストをけちって壊されるわけにはいかないのです。(使命感)

OMRON製のUPSを愛用してます

紹介になりますが我が家では現在OMRON製のUPSを使用しています。
プリンターなど周辺機器を除いたパソコン一台だけを守るなら500VA/300Wあれば十分耐えうるとみています。
震災当時はよく耐えてましたのでみなさんの家にもハードディスクが内蔵された家電があるならば備えておくと幸せになれるかもしれません。
天井知らずの製品が目白押しの中で比較的安価。
ここに注目停電時にはUPS本体からシステム管理者権限でパソコンのシャットダウン命令が出せるようなありがたい機構が備わっています。
仮に停電が起きた時にパソコンの前にいなくても自動化されたファームウェアとソフトウェアが勝手に対応してくれるというわけです。
てかと
これは楽ですね!
例をあげます。
お子様が家のパソコンを使っていたらお友達がきてシャットダウンもせず遊びにでかけてしまいました。
そんなわびさびな状況で停電が起きたとしても大丈夫!
UPSはパソコンの電源を安全にシャットダウンしてブレーカーのスイッチがあがるまで持ちこたえてくれるというわけです。

製品に不具合がでたら?代品交換で対応しよう。

OMRONでは製品の保証期間を3年ほどとっていまして、その期間中か販売した製品に不具合が見つかったときは無償で交換を行ってくれます。
先日我が家の製品OMRON製BY50Sシリーズにトラブルが見つかりまして代品交換を行いました。

代品交換?

製品の修理・改修が行われたUPSを先に配送してもらい、内臓バッテリーだけ交換して不具合のあるUPSを箱詰めして送り返すという有情なサービスです。
先に使っているUPSをOMRONへ送り返すとなるとUPSが家にない期間が発生します。

万が一ですよ?UPSのないときに停電が起きてパソコンが壊れた!とならないための用心です。

阿形
あと3日でこのタイトル、クリアできそう!(慢心)
吽形
この戦争が終わったら、俺、結婚するんだ・・・(願望)

などと発言してうっかり停電フラグが立つ可能性もあります。
石橋を叩いてクラッシャーでいきましょう。

古いバッテリは無償引き取りで安心、価格もUPSとしては安価なほう
シャットダウンソフトウェアはOMRONのサイトでダウンロード可能。
管理ソフトウェアからシャットダウン命令をどのくらい停電していたら行うかなど細かく指定できます。
バッテリの交換時期がくるとバッテリ交換LEDが本体に点灯して教えてくれます。
重たい鉛バッテリの引き取りは無償で行ってくれます。
ウィルス退治ソフトウェアに並ぶパソコンユーザーのマストバイと言えましょう。

UPS本体へバッテリを交換する手順

せっかくなので自分のメモ用にバッテリ交換手順を書いておこうと思います。
早ければ3年後にはまた内蔵バッテリを交換するので、そのときこの記事を見れば参考程度に思い出せると言えましょう。
製品仕様ではバッテリは4~5年持つと書かれていますが空調の効いたマシンルームでもないと条件が厳しいんですよね。


バッテリだけ交換して製品本体は長く使えます。

たいした機構ではないのでドライバー一本でできる作業なのです。
経験上、日本の夏など室温が30度超えてくる環境ですとバッテリは3年ほどでバッテリ交換LEDが点灯するようです。

会社のサーバーを設置するようなマシンルームのように10数度まで冷却しているなら長くもちそうなんですけどね。

本体下部のバッテリを収めるケースの蓋のねじをドライバーで外します。
矢印のあたりにねじが一本だけあります。
蓋とねじを外してバッテリを引きずり出します。
「このタグを持って、~」という白いテープを持って「そい!」と手前に引きます。
重い手ごたえとともにバッテリがずずいと手前にでてきます。
  1. 本体からでている赤い電源ケーブルから写真下側コネクタへ差し込みます。
  2. 黒い電源ケーブルを写真上側コネクタへ差し込みます。
  3. 2本の電源ケーブルが簡単に外れないことを確認して本体奥へバッテリを押し込みます。
UPS本体のバッテリカバーを閉め、ねじを締めて交換終了です。
次にUPSからパソコンの電源ケーブルとUSBケーブルでつなぎます。
OmronのサイトからPowerAttendant Lightというソフトウェアをダウンロードします。

付属のマニュアルに従い、初期ID:Admin Pass:omronでログインし、
シャットダウンパラメータを確認してください。
6
実際にUPSの電源コネクタを引き抜いてパソコンが自動シャットダウンされるか確認します。

5の設定ですと停電を検知したUPSから上のようなウインドウがポップアップし、
停電後60秒経過するとシャットダウン命令が実行されてパソコンが安全にシャットダウンします。
パソコンがシャットダウンする際にウィンドウズのアップデートファイルがあった場合、
シャットダウンするのに初期設定の180秒ではぎりぎりのときがありまして、
念のために5分(300秒)にしています。
BY50Sのバッテリーはパソコン1台なら十分余裕。
実際に電源異常テストをしたところ、バッテリー残量は95%ほどを余して電源停止しました。
このスペックならばパソコン2台でも余裕でガードできるでしょう。
てかと

まとめ

UPSを導入すればパソコンやワークステーションなどの内臓ディスクを搭載する商品を持っているならば、瞬間停電の恐怖におびえずに済みます。
お宝データを抱えるパソコンが壊れるとデータの復旧などが発生し本当に厄介ですからね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

では、みなさん、今日も元気にお過ごし下さい!

コメント一覧
  1. てかとさん こんにちは~♪

    うちは2台ともノートパソコンなので、UPSなる代物の存在すら知りませんでした。
    勉強になるな~
    今のところ必要性は感じないけど(^^♪

    • てかと より:

      ノートパソコンは持ち運び便利だけど高価なイメージがあったのですけど、今は数万円の商品がでまわるほど安価なんですよね。
      就職したころは40~50万円もしてへたな軽自動車が買えるほどだったのですけど。

  2. 声なき声 より:

    大阪で停電を経験したのは、たしか10年ほど前の夏が最後であったと記憶しています。
    勤めていた会社では、メインとなるデスクトップマシンには瞬時停電対応装置がセットされておりました。
    20年以上も前から設備されていて、今にして思えば、危機管理意識が高かったものでした。

    ちなみに、私もノートパソコンですので、UPSを使うべき切迫した状況にはないと思っています。

    • てかと より:

      さすがに業務で使っているパソコンにはUPSが必要でしょうね。
      取引先のデータが飛んだら信用問題、コンプライアンスが疑われてしまいます。

      ノートパソコンは内蔵したバッテリーが2時間ほど耐えていた印象です。
      ホームユースでウェブの閲覧くらいならノートパソコンの廉価品で十分かもしれませんね。
      こだわるときりがないといいますか。

  3. mbd管理人 より:

    昔はデスクトップやったから
    停電やると泣きが入ったわぁ~。
    それがうちも今やノートパソコン。
    そんな犬子のおるおうちで一番怖いのは
    停電によるクーラーの停止。
    夏仕事とか言ってる時に停電起きたらどうしようと
    思ってるおうちは多いとよー。

    カード使えないところあるやん。
    もしかしたらてかっちって
    カード使えんところは利用せんとか!!( ; ロ)゜ ゜

    あ、げっつん。
    プールした後めっちゃ疲れてずっと寝とったよ(苦笑)

    • てかと より:

      デスクトップパソコンのほうが安くて性能が上のものを拡張しやすかったので、そういう選択肢になりますよね。
      いまどきのノートパソコンは安価なのでそちらのほうがいいのかと。
      こ、これが時代かー。

      停電があったら家族の誰かがブレーカーちょこんと上げに行くとか、サボリーマンでなんとかならんのか・・・。
      無理か、祈りましょう!

      カード使えないところあるけどそれって市場での現金取引くらいなんだよね。
      月2度しかないから小銭たまらんといいますか。

      最後の水しぶきみると全力で泳いだんだろうな。
      無駄な力が入りすぎておるわ、若いな(笑)。

  4. はる より:

    こんばんは(^^♪

    無停電電源装置、存在すら知りませんでした。

    「実際に大地震があると人間は混乱しますが
     UPSは機械なので仕事をこなします。」
    経験に裏打ちされた、説得力のある言葉です!

    • てかと より:

      そうですねぇ・・・、知らなくても結構あちこちにあるものです。
      たぶん、身近なところですとスーパーのPOSレジとかも無停電電源装置は入っていると思いますよ。
      せめて本店へデータを送るまで停電しないでほしいみたいな。
      停電に弱い、やばいところは結構あるものなので。

  5. 無停電電源装置初めて聞きました。
    またまた勉強になりました(*^^)v
    鹿児島市ではあまり停電したことないです。
    バックアップとっとこー(笑)。

    • てかと より:

      それはフラグです(笑)。
      台風13号が本州からスタートするみたいですけど、12号みたいなクレージーな進路をとることもあるので慢心禁物でおねがいします。

  6. kaja より:

    無停電電源装置なんてものがあるなんて知りませんでした。
    確かに停電になった時にパソコンの電源入れてたら大変なことになりますからね。
    しかも値段も思ってたよりも安いんですね。
    もっとするのかと思いました。
    ちょっと欲しいかも(笑)

    • てかと より:

      パソコンに内蔵バッテリーが内蔵できるといいのかもしれないんですが、放熱がすごいんですよ。
      外置きするのが正解だと思います。
      ノートパソコンがやたら熱いのはバッテリーのせいでしょうね。
      めったに停電がないからいらん、というのはわりと早計でOSやデータの普及かけるほうが高くつくんですよね・・・。

  7. 八咫烏 より:

    電気が亡くなった瞬間、いかに何もできないかってのがわかる。っていうと教訓じみてしまいますが、それでも大丈夫!ってあたりが、不屈の闘志を感じさせて良い感じです。まあ、停電だから諦めよう、なんて弱腰になるより、停電の時でも!って想いで向かっていくから進歩ってのはあるのかもしれませんね。

    • てかと より:

      震災が起きるのは止められないんだから起こったときの対処を考えておくのは健全だと思います。
      もともと今当たり前に使っているデジカメやスマホのような家電なんて100年前はなかったんだからなんとでもなるんですけどね。
      壊れるのを復旧かけるほうがはるかに労力ってことで。

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