夏休みといえば宿題がつきもの。
夏休みを計画的に過ごせず最後の数日まで自由研究テーマが決まらずに困っている子供たち、
毎年繰り返される光景に頭を抱える親御さんのためにテーマをお貸しいたしましょう。
2018夏休みの宿題テーマは「イラガ」、我が家の柿にすくう害虫です!
その恐るべき生態に迫ります。誰も注目しないからこそエッジが立っておいしいと言えましょう。

イラガってなに?

6~8月に柿に取りついて葉っぱを食い散らかす害虫の一種。
背中や頭部に毒針をもち刺さると相手にしびれるほどの激痛を与える嫌な存在で「デンキムシ」という二つ名を持つ。
外見も気持ちが悪く成長すると体長2cm近くにもなり、緑色のボディから黒いトゲをはわせるようになります。
イラガは成長すると見た目も悪い蛾になって、性懲りもなく柿の木の枝に繭を産み付け自身は絶命します。

命の価値に意味を求めるならば、このイラガの命は無意味ならまだしも害悪とさえ言えましょう。
慈悲はない・・・。

柿の葉を群体行動で食べる虫けらめ!

スーパーや八百屋の青果エリアで入手できる柿。
この柿の値段が一個100円前後なのは強力な農薬があればこそでしょう。
イラガに取りつかれて、どこかの国の政府のように遺憾の意を唱えているだけでは、
あっという間に柿の木は葉を失って養分を柿の実に送ることができなくなります。
遺憾砲を撃っている場合ではなく、まさに喫緊の課題というわけです。
なお、イラガは柿の実は食べずにひたすら葉だけを狙います。
生まれた直後の幼生時には葉脈をかじって上写真のように葉を白く枯らします。
1cm以上に成長すると葉を直接かじってまるのみし辺り一面に糞をまき散らします。
てかと
イラっとする蛾、まさにイラガと言えましょう。

どうやってポイズンクローラーを倒す?

イラガには背中に毒針があり触れたものに苦痛を与える防御構造があります。
この高い自衛能力のため野鳥も手を出しあぐねて完全にスルーしているのです。

イラガマン
口先や理想だけでは身は守れません。高い自衛能力は必須です。

柿の実を秋に無事出荷したい農家ならば農薬をまき散らして駆除すれば解決。

では我ら一般世帯でも可能な対応はなにがあるのでしょうか?
人類の英知をかけた害虫の防御構造との戦いの火ぶたは切って落とされようとしております。

1繭を発見して潰す!

イラガは冬越しする際に柿の木に繭を産み付けます。
残念ながら巧妙に隠され産み付けられた繭をいまだ見たことがありません。
図鑑やwikipediaによるとうずらの卵のような形の繭のようです。

出展:wikipedia イラガ
つまり、この繭の段階で木から削り取ることができれば、
大量に生み出されるイラガの被害を未然に食い止めることができるでしょう。

一級フラグ建築士
俺、冬がきたらイラガの繭、全部潰すんだ・・・。

つぶす!切る!挟む!

言葉も通じない害虫どもには話し合いも情けも必要ありません。
イラガがべっとりくっついた葉を剪定ばさみで切り取り叩きつぶします。

てかと
マッドストンブ。イラガはしぬ。

この技を受けていまだに生き延びたイラガはいません。

イラガの質量の実に52000倍(マイ体重52kg、男)の重い一撃、
必殺技と言えましょう。

農薬を浴びせる!

イラガは柿の葉だけをかじって成長するので農薬を根から吸わせて、
かじったイラガだけ倒すのが賢いやり方です。

そのタイプの市販農薬にオルトランというものがあるのですが、
残念なことにイラガには耐性があるのかほとんど効果がないのです。

スプレー散布、あるのみというところ。

オルトラン
植物や野菜を食い散らかす害虫にのみダメージを与える農薬。
地面にまくと土中に雨水などからしみこんだ農薬を吸い上げて葉や果実にいきわたるため、
かじった虫は農薬毒で絶命します。

葉や実をかじる害虫にのみダメージを与えますが、効果が残留します。
実の収穫45日前までしか使えないというもろ刃の剣でもあります。

ただし、柿の葉をかじるイラガには効果がほとんどない模様。
購入してテストしてみましたが、イラガは一向に数を減らさなかったのです。
ざんねん!イラガにはほとんど効かない!
理に適う攻撃手段ですが今回のケースでは役に立たなかった模様。
イラガにはオルトランに対して生まれながらの耐性があるようです。
別の害虫に襲われるときまで倉庫の奥で眠っていてもらいましょう。
てかと
スミチオン
柿にとりつくイラガ、カキノヘタムシにも効果がある農薬。
柿の実をかじるカメムシをも倒す高威力。
1000~2000倍に薄めたスミチオンをスプレーで散布することで効果を発揮します。
スミチオン。イラガは死ぬ。
強力な農薬のひとつ。1ccの農薬を水1リットルで1000倍ほどにうすめてスプレーすることで対象を死に至らしめる。
こうかはばつぐんだ!
今回のケースではオルトランと違いスミに置けないスミチオン。
ただし、農薬が対象の口内、体内に入らないと効果は薄い。
てかと

テスト結果

実際にスミチオンを薄めた液体を霧吹きにいれます。
次にバケツにイラガの張り付いた柿の葉ごと放り込み噴霧。


6時間するとイラガは全滅し、一匹も動くことはありませんでした

まとめ

どんなに強敵だと思われる生物も、命がある限り弱点があります。
有効な弱点を発見したら、即殲滅。サーチアンドデストロイです。

読んでくれてありがとうございました。

この記事がみなさんの役に立てば幸いです。

コメント一覧
  1. イラガ気持ち悪い~(笑)。
    ほんとイラっとする蛾ですね:(;゙゚''ω゚''):
    見た目からして受け付けませぬ(笑)。

    • てかと より:

      柿の実を食べるんじゃなくて葉っぱを全力で食べているのがまた憎らしいんですよ。
      直接触りたくない上に触ると猛毒とかね。
      別の害虫が実を食べるというスクラム攻撃でくるという。
      唯一の救いが知的好奇心が満たされて大変勉強になっております。

  2. てかとさん こんばんは~♪

    野菜や果樹を栽培していると、害虫との闘いは避けられませんね。
    うちでは、バッタが大繁殖して、ナスの葉をかじりまくっています。
    これまではなかった事態で・・・この猛暑も関係あるのかな?
    見つけ次第、殺処分にしていますが、敵はジャンプと言う武器を持っているので、なかなかの苦戦中ですw
    ただ、雑食らしく(?)、数の割には被害が軽微で、共存共栄できれば御の字だと思っています。

    • てかと より:

      あー・・・。バッタですか。芝を植えているとすごい現れますよね。
      うちではサツマイモの葉っぱをひたすらかじっているようです。ナスだとさすがにまずいですね。
      ヨトウムシみたいな手ごわいタイプはオルトランでもいけるけどナス取れなくなってしまいますよね。
      バッタなら防虫ネットで対応とか・・・。

  3. はる より:

    こんばんは(^^♪

    「イラガ」とは何の関係もなくて恐縮ですが
    夏休みの宿題で思い出したことがあって‥
    子どもたちの頃は「自由研究の展示・発表会」というのがあって
    制作物は図工室にずらりと並べられるのです。
    親は参観日に見学するのですが
    その中に、昆虫の採集箱があってクワガタやカブトムシと並んで
    体調8センチくらいのゴキブリがしっかりピンおしされてたの!
    本州で捕まえたそうです。

    • てかと より:

      衛生害虫と言えどもカテゴリ上は虫・・・。
      なかなか勇敢なお子さんですね。
      子供には知的好奇心が刺激されたってことなんでしょう。
      大人の女性にはあまり見たくない展示かもしれませんけど標本になっているならまだセーフか(汗)。

  4. 八咫烏 より:

    あーこれ、イラガっていうんですね。よく見かけますが、名前まで知りませんでした。対処法も知ることができてありがたいです。もっとも今はマンション住まいなので、他のかたがやってくれますが、実家の庭などで発生することがあるみたいなので、参考にさせていただきます。

    • てかと より:

      発見したときにはすでに繭から飛び出した状態なんで殲滅が厄介なんですよね。
      有効な対処方法はなんにでもあるのでさくっと駆除しちゃってください。
      でもマンションにはでないかなぁ。

  5. pil より:

    イラガ、実家周辺ではイラムシと呼ばれています。
    これに触ると、泣きたくなるほど痛いんですよね~。
    昔、実家の庭で大量発生して、えらい目にあったことがあります。

    • てかと より:

      そちらではイラムシというんですか。
      見た瞬間に触りたくないと思ったので作業着、園芸用グローブを着用していました。
      握りつぶすのも造作もないですが、踏んだほうが精神衛生上いいといいますか。
      うっかり素手で触れたら激痛が走るとかあとから知りまして運がよかったです。

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