お盆の墓参り、みなさんはすでに済ませたでしょうか。
墓参りの必須アイテムのひとつとして仏花を持っていきますが、
我が家では超簡単な花を庭で栽培して持参していくことに
成功しました。
仏花は寺や花屋で買うもの、その常識を粉砕してみせます。

そもそも仏花ってなんで必要なの?どんな意味があるの?

日本に古くから伝わった仏教の教義に由来するものです。
夏の暑さや冬の寒さなど過酷な環境に耐えようやく咲いた花の姿、
咲いた後も供えられたり切られても耐え忍んで咲き続ける花の姿。

そのさまを人が仏に対して修行に耐え忍ぶことへの誓いを立てる姿に
なぞらえたことから、仏壇や墓前に供えられるようになったといわれています。
ひとの一生は生きているだけで十分試練です・・・。

仏教の教義にでてくるほどなのですから、昔の人には花=人生、
のようなイメージだったのでしょう。

意味はわかったけど背に腹は代えられない。

とはいえど仏花の値段も立派なものは高いです。
知恵を絞って一工夫、繰り返す工程なのですから楽をしたいところです。
仏花もきちんと物価を反映してますから。

てかと
仏花だけにね。
仏花の精霊
それ言いたくて説明に100字使ったの?

非常識がほしい、仏花を育てよう!

厳しい試練に耐え忍び、ようやく咲いたその姿もタダではありません。
お寺、花屋で買うと生花が300~500円程度とはいえ、
財布から都度花代を支払うのは、ありきたりの常識な対応です。
そのループがあまりに工夫や知恵が足りない行為だと思うのです。

「庭で仏花を育てる」プロジェクト始動

我が家では故人生前の徳を称えて、
庭で花を育てて墓前に供えるプロジェクト」を行っています。
役人がつけたように長いタイトルなので短く「F計画」と呼んでいます。

今年でF計画二年目。なかなか成果がでず、存外苦労していました。
花を育てる経験など朝顔自由研究以来の珍事です。
花自体を庭に咲かせるのは難しくないのですが、
狙った時期の決まった日付に花が咲かせるのは難事でした。

1球根で毎年出てくる花は失敗。

球根を庭に埋めてお盆と秋のお彼岸に開花するように調整して球根を植えたことがあります。
球根は一度地面に埋めてしまえば、あとは放置で問題知らず。
・・・と、思っていたのですがそんな甘いものではなかったのです。


選んだ球根はグラジオラスという花。
球根をうめると90~120日で花を咲かせるという仕様。

お盆とお彼岸の日付から90日を逆算したこの試みは毎年開花時期が微妙に早く、
お盆の前の2週間前には花が散ってしまい失敗しました。
当初は毎年埋めるだけでいいのね、くらいの気持ちでいたんです。

てかと
90日前に埋めれば花が咲くとか余裕すぎ!
諸葛亮
今です!ジャーンジャーン(2週間前)
てかと
げえっ!また孔明の罠か!

言うなれば仏花の教義「耐え忍ぶ」という項目に当てはまらなかったのです。
開花時期をお盆まで耐えてくれなければ意味がないという現実に身もだえます。

しかもグラジオラスは開花すると二日ほどで枯れます

仏花の選択肢として「これはない」と言えましょう。
自然が相手の戦いは新参や素人では思うようにはいかないのです。

2開花シーズンが長いものを選んでようやく成功。

次に選んだ花は種をまくタイプ。
百日草です。

仏花の条件もいろいろいわれがありました。

  1. とげのある花はアウト
  2. 香りのきついものはアウト

また四十九日前までは白い花で、などローカルなものもあるようです。
初心者泣かせの聞いてないよ的なしばりルールはあるものです。
つまらないところで知らず損をするのが儀礼・作法の世界。

てかと
サラリーマン時代に痛い目見て学びました(笑)。

これらの条件に合致しない無難な花で栽培が楽なものをネット検索しまくって、
ようやく見つけたのがこの品種です。

百日草はひとつの株から文字通り100日の間、
花が咲くほど長くもつタイプです。

脇芽から花がどんどん生産されるので切り花を作っても問題なし。

ようやくお盆・お彼岸の仏花が庭で生産できるようになりました。
感無量です。

てかと
俺、この花が咲いたら結婚するんだ・・・。

 

切り花にして花束を作ろう

仏花にもことわりがあり、3,5,7の奇数の切り花で一対作るとか細かいセオリーがあるといわれています。
そのあたりはこだわらないとしても3~5本ほど切り花を作って左右の花入れに1対持っていくことにしました。

花束の物価でやすいものでも2束買っていくと700~1000円ほどです。
百日草の花の種は200円だったので秋の彼岸まで花がもってくれれば、
鶏むね肉が差額で1.5kgほどは買えるでしょうか?
思考基準が肉なのはご容赦ください。

百日草は栽培簡単、最強に長持ち。
たぶんこれが一番楽だと思います。
朝顔しか花を育てた経験はない俺でも大丈夫だったのです。

花栽培ビギナー相手という名の試練を耐え忍んで咲いた花、百日草。
仏教の教義にかなう仏花にふさわしい花と言えましょう。

てかと

まとめ

仏花を生前、故人が愛した庭で育てる・・・。
これに勝る功徳があるでしょうか?
否、断じて否です。(異論は認めます。)
草場の影でご先祖さまも喜んでおられるといいな、と少し思います。
三途の川の向こう側から「こっちこいよ!」と笑顔で呼ばれているような気もするのですが。

を読んでくれてありがとうございました。

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