今年も話題の熱中症。
東京都では死亡者が昨年の4倍もカウントされているそうです。
ニュースを見ると60歳以上の死亡者が全体の85%という点が
気になりました。

なぜ60歳以上がこんなにも亡くなるのか?

同じ気象条件で高齢者ばかり亡くなっている・・・。
気になってしょうがないので調べてみました。

ひとは誰でも年をとります。
ひとごとじゃないんですよね・・・。

東京23区内の7月の熱中症による死者数が96人に上ったことが1日、東京都監察医務院への取材で分かった。昨年7月は25人で、4倍近くの大幅増となった。
監察医務院の1日までの集計によると、死者は17日から25日に集中し、最多だったのは22日の15人。死者のうち、60代以上は85・4%を占めた。

そもそも熱中症とは?まとめて三行。

ざっくりまとめますとこのような症状になります。

  • 気温が高いと体温が上がります。
  • 体温を下げようと放熱のために汗をかきます。
  • 汗をかく水分・塩分がなくなり脳は酸欠、筋けいれんで倒れる状態。

簡潔にまとめるとこのようになります。

さらに熱中症の死亡者数を年度ごとに数値で比較してみます。
減っているんでしょうか?増えているんでしょうか?

熱中症による死亡者数(人口動態統計) - 厚生労働省

参考1  6~9月の熱中症による死亡者数            
  6月 7月 8月 9月 6~9月合計 年間
平成20年 7 300 206 24 537 569
   21年 32 81 89 17 219 236
   22年 20 657 765 242 1 684 1 731
   23年 147 320 380 63 910 948
   24年 11 295 336 50 692 727
   25年 44 382 564 46 1 036 1 077
   26年 41 216 199 33 489 529
   27年 16 329 557 28 930 968
   28年 19 201 314 52 586 621
   29年 16 302 217 39 574

引用:熱中症による死亡者数(人口動態統計)
年度別にまとめるとこんな感じです。
増えたり減ったりとらえようのないデータでした。

官民あげて警鐘を鳴らしても死亡者が一向に減らないのは、
健康に対して過信がある裏返しともいえるでしょうか。

次に60歳以上が割合別に多く死亡する理由を探してみます。
もうすこし熱中症の症状について調べてみましょう。

熱で昏倒する、熱失神

外気温が高い場所にでると人間体温も上昇します。

体温調節機能をもつ人間の体は35~37度程度に
維持しようとして熱を冷まそうと全身すみずみに
血液を送ります。
末端に血液が送られると冷えますから。

面白い仕組みで、このとき血圧が下がるんです。
血圧が下がり血流が不足すると脳には十分な酸素が供給
できなくなるため一時的な酸欠が起こることがあります。

このとき失神して昏倒してしまうのが気を失うしくみ。
自分で決めた柔道の一人締め技みたいな状況です。

てかと
炎天下で昏倒したらまず助からないなぁ。
なにかいい方法は?(ちらっ)
NINJA
全身装束おすすめでござる。
てかと
水を飲もうとかじゃないの?!

汗がでまくる、からの!熱疲労

人間の体は血流による体温の放熱で間に合わないと判断すると、
さらに放熱を加速させるために全身の毛穴からを放出します。

この際に猛烈なスピードで水分が失われていきます。
ここに注目ここで水分をとれれば何の懸念もないわけです。

水分補給を怠ると嘔吐、悪心、倦怠感に襲われ昏倒します。
このやせ我慢から生じたダメージを熱疲労といいます。

てかと
コンピューターの熱暴走みたいなもんか。
人口知能
デデンデンデデン♪
デデンデンデデン♪
てかと
人類が激しくピンチなテーマが・・・。
汗がでてきた。水飲もう。(震え声)
ジョン・コナー
飲んどる場合かー!

水だけ飲んでれば大丈夫だろう、からの!熱けいれん

汗がでたんだからしぼったぞうきんのような体で移動するのは危険です。
こまめに水分を取るわけですが汗のメカニズムがちょっと厄介。

人間が汗をかく際に水分と同時に体外へ放出されていくものがあります。

ここに注目それが電解質。もっとかみ砕いていうと「塩分」なのです。

この塩分は人間の筋肉を収縮させる役割を担うので、
枯渇すると体が思うように動かなくなります。
これが熱けいれん。汗をかくには塩が必要なんです。

てかと
医者から塩分とるなって言われてるひといるよな。
どうするんだ?
一休さん
とらないで自分にあげればセーフでしょう。
てかと
もうずっと休んでてください。
おねがいします。

さらに我慢したらどうなるの?からの熱中症

ここまでの3つの症状をすべてクリアーして、
さらに無謀にも我慢をすると体温調節が完全に暴走。

汗もでず、小便もでず、全身にけいれん、嘔吐感、悪心が巻き起こり、
失神・昏倒します。これが熱中症の仕組みです。

中二病少年
熱中症。全身がけいれんし昏倒する。
最悪しぬ。
中二病少女
heatstroke。ヒートストロークともいうわ。
てかと
もうエターナルフォースブリザードください。

それで60歳以上のひとはなんで死亡率高いの?

考察してみましたが、複合的な条件で熱中症になりやすいのが高齢者。

というのも赤ん坊は体の7、8割くらいが水分なんだそうです。
逆に加齢が進むと7割、6割、5割とどんどん下がっていきます
高齢で骨と皮だけみたいになってるひともいるでしょう?

しわしわの御老体と瑞々しい若者の肉体。
若者が水分で潤っているのは一目瞭然でしょう。

体内で備蓄できる水分の量が違うのだから、若者と高齢者が外で
汗をかく状況になったらどちらがピンチか言うまでもありません。

結論:つまり、どういうことなの?

  1. 若者とくらべて高齢者は体内の水分が少ない。
    意訳:汗をかけるリミッターが異様に低い。
  2. 医者から高血圧で塩分の摂取を止められている。
    意訳:塩が足りず汗をかけない。
  3. 経験値が豊富なために健康に過信があり異常に我慢強い。
    意訳:自分は若いと思っている。

この3つの条件が不幸にもそろった高齢者は熱中症で亡くなる
可能性が高いと見ました。

まだ大丈夫という過信、慢心が引き起こす不幸・・・。

幸いにも熱中症になる兆候は4つもの過程を経るので、

シグナルを感知したら即対応するべきでしょうね。

大勢の犠牲者はその身をもってわたしたちに教えてくれているのです。
その犠牲を無駄にしてはなりません。
合掌。お直りください。

まとめ

熱中症になるまでに事前にいくらでも手は打てます。
危ないと思ったら、「水」「塩」を補給してしのぎましょう。
今日のこの日を生き残り、明日の朝日を拝んだものが勝者です。

を読んでくれてありがとうございました。

この記事がみなさんの役に立てば幸いです。

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