和室の襖の張替はプロに頼むと一枚2500円以上かかりますが、
自分でやれば材料費と工具だけでできます。
自分できる襖の張替方法を紹介します。
道具の紹介、襖のチュートリアルはここまで。
今回はいよいよ張替に入ります。

襖の張替スタート

拭き掃除と道具が揃ったらいよいよ襖紙の出番です。
所詮は紙。力加減にだけ注意を。

1.引手を外す。

襖から引手を外します。
インテリアバールを左右上下から差し入れて少しずつ浮かしていきます。
引手から引手釘をバールで抜くと外れます。

一度にてこの原理で起こそうとすると引手の縁が変形して歪むので注意。
てかと
最初は力加減がわからず普通に失敗しました。
ふちがゆがむので取り付けにくくなります。
2.襖の縁にマスキングテープを貼る。

襖の縁にマスキングテープを貼ります。
コツがあって黒い縁から内側にわざとはみ出して貼ることです。
1/3くらい飛び出していればアイロンのりが襖の縁に当たっても
簡単にはがれます。
3.引手をはずしたこと、マスキングテープが4辺に貼られたことを指さし確認。
当然のように何度か失敗したのです。
慣れてきたころマスキングテープを貼らずに襖紙を貼ったことがあります。
アイロンのりが縁にあたるとのりで剥がれにくく見た目が汚くなります。
また最悪なのは引手を外すのを忘れて上から襖紙を貼ってしまうことです。
もう取り出すにはのりごと引きはがすしかなくなります。
絶対にこの2点は確認してください。
てかと
引手の上から襖紙を貼っているのに気づいたときは絶望しかなかった・・・。
4.襖紙を下のガイドにあわせる。
襖紙の位置合わせと仮止めをします。

柄合わせラインという黒い線を襖枠の一番下にあわせて、
マスキングテープや画びょうでとめます。
5.アイロンで中央に十字に貼り付け。

アイロンの設定は高温、ドライ。
襖紙の真ん中を矢印のようにアイロンで十字にかけます。

アイロンのスピードは1mを10秒くらいのノロノロ運転推奨。
てかと
短気にさっさとやろうとした襖はたわんで失敗しました。
一度失敗すると覚えるんだけど、それじゃ遅い(笑)。

これより早くアイロンを動かすととたわんで失敗します。
時間かけてのんびりどうぞ。

6.アイロンをかけるコツ3つ。
襖の右下①、左下②、左上③、右上④の面の順番でアイロンがけしていきます。

このとき得たコツが3つあります。

1コツ1つ目。

①の面からスタート。
アイロンは細くとがった先端からまっすぐ操作するのではなくて、
アイロンをかける方向に対して斜め30~45度にします。
十字にアイロンかけた中心(☆マーク)から下向きにスタート。


広い面積がとれて紙の下の空気を端へ逃がしやすい。

2コツ二つ目。

①の面では十字の中心から写真の下方向へアイロンを動かし、
空気を外へ外へと押し出すようにします。

そのあとは徐々に右側へ上から下、上から下を繰り返します。
この際に片手はアイロン、もう片手は襖紙の端を押さえるようにして
たるみがないようにします。

あくまで中心から端へ向って動かすのです。
③、④の面は☆マークから上へアイロンを動かします。

てかと
アイロンは回転、ひねったりせず一定の角度を保って操作。
ひねるとしわができます。


3コツ三つ目。

次のコツは仮止めの状態で襖の縁いっぱいにアイロンはかけないこと。
縁までアイロンをかけるとのりがマスキングテープに張り付き、
のり付けが終わって紙をカットする際にカッターがすっと動かなくなります。
しかもカット前、仮止めのテープをしたまま縁までアイロンをかけると、
しわとたるみが隅にできやすいです。

矢印のあたりまでアイロンをかけて止めるイメージ。
わざと縁から3~5cmくらいはアイロンをやめたほうがいいのです。
どうせ最後に縁にアイロンはかけるのであとまわしでよいです。

7.襖紙をカットする。
わざと襖の縁から3~5cmほど残してアイロンかけしましたか?
もう紙は動きません。仮止めのピンやマスキングテープを剥がします
次は柄付きカット定規とカッターナイフを使います。

まずやることは襖の縁に切り取り線を作ります。
親指の爪で襖の縁に線を引くだけ。

次は柄付きカット定規を爪で作った切り取り線にあわせて
カッターナイフをやや倒し、
軽い力ですーっと動かして紙を切断します。
てかと
カッターを動かすときに息を吐き続けると
余計な力は入らない。吸うと力が入る。

定規で切断すると大変なので、柄付きカット定規を激しくおすすめ。

8.カットしたあまり部分の襖紙を取り除く。

柄付きカット定規を当てながら、襖紙のあまりを取り除きます。
無理に引っ張ろうとせず、慎重に。
てかと
カッターナイフで切断できていないところがあるとちぎれます。
つまんないことで結構失敗しました。
9.マスキングテープを剥がす。

マスキングテープを縁からはがしていきます。
襖紙の端はアイロンがけしてないので大丈夫なはずですが、
そろそろと慎重に剥がしてください。
10.縁のまわりをアイロンがけする。

縁の周囲をアイロンがけします。
これでアイロンの出番は終了。
11.引手をはめこむ。
最後に引手をはめこみます。

カッターナイフで引手の取り付けか所に「」の字を書きます。
引手をはめこみ強く押し込みます。
新品の引手釘を使い、ミニハンマーで釘を打ち込みます。
これでおしまい。
ビギナー向けアイロンのりの襖は楽。
今回はまったく襖の張替をしたことがないので、
アイロンのりを使っています。
襖が外れるならのり付けするタイプでもっと安くできるでしょう。
問題は経年劣化などで襖が敷居から外れないタイプです。
襖を外さずに貼るので位置決め、あわせなどアイロンのりでやるのが楽。
てかと

まとめ

今回はここまで。
次回は戸襖が敷居から外れない襖の張替になります。
かなりやっかいです。

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